老朽化インフラの増加
建設後50年を経過した橋梁の割合は、2029年時点で52%になると予想されています。全橋梁の約72万橋のうち、9割以上を管理している地方公共団体は、今後、大量の老朽化したインフラを管理することになります。これについて、中島工業には、技術的ノウハウを持った作業員が多く在籍しており、今後は、国や地方自治体とも連携して耐震補強、保全工事に取組んでいける体制づくりをしております。私達が、日々利用しているインフラを築く橋梁工事は、社会生活を支えるうえで、非常に重要なものです。災害の多い日本だからこそ橋や高速道路といったインフラ整備には、クオリティの高さを求められ、妥協は許されません。このインフラの必要性、重要性を未来への架け橋となるよう、次世代や地域に発信していく事が、私達の役割と考えております。
地震大国の日本では、耐震補強において目標とする橋の耐震性能の観点として「安全性」「供用性」「修復性」における耐震性能に相当する性能が必要とされています。
橋梁工事の耐震補強は、耐震性の向上として、地震の揺れにより橋脚が壊れないようにする「橋脚補強」と、想定外の振動により橋桁が落ちないようにするための「落橋防止対策」を主な対策として行っています。災害により、橋や高速道路等が被害を受けた場合の修復工事も橋梁工事が必要となり、役割は大きく長い将来にわたって続いていくのです。